既報の通り、米Appleは8日(米国時間)、マルチタスクやBluetoothキーボードに対応した「iPhone OS 4」を今夏に提供すると発表した。加えて同日より、開発者向けDeveloper Preview版の配信も開始した。
iPhone OS 4では100以上の新機能が追加される。新たにマルチタスクに対応したほか、ホーム画面上にフォルダを作成する機能が追加され最大2160本のアプリを管理できるようになる。メール機能も強化し、ひとつのメールボックスで複数アカウントを表示可能になったほか、スレッド表示にも対応する。加えて、iPhone版電子書籍アプリ「iBooks」も利用可能となる。さらに、Bluetoothキーボードへの対応やビデオ撮影時のオートフォーカス機能、マッチメイキングやソーシャル機能を備えたゲーム向けサービス「Game Center」などが提供するとしている。
このほか、インタラクティブなWeb広告やTVの動画広告を提供するモバイル広告プラットホーム「iAd」も発表。企業向けにセキュリティ機能も強化され、メールの暗号化やSSL VPN接続機能、複数のExchange ActiveSyncアカウント管理が可能になる。
iPhone OS 4のすべての機能を利用できるのは、iPhone 3GSおよび第3世代iPod touch(2009年後半以降の32/64GBモデル)のみとなる。なお、iPad向けについては今秋の配布される予定。
なお、今回のiPhone OS 4の発表は、米カリフォルニア州クパチーノにあるApple本社で開催されたイベントで行われた。
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