ソニーは8日、ウォークマン専用のドックコンポ「NAS-V7M」「NAS-V5」を発表した。発売は6月26日で、価格はオープン。市場価格は、NAS-V7Mが5万円前後、NAS-V5が4万円前後と予想される。
全モデルとも、WM-PORTを装備しており、ウォークマンとのダイレクト接続が可能。保存された楽曲の再生やウォークマンへの充電が可能だ。また、ウォークマンをコントロール可能なリモコンも付属する。
NAS-V7M/NAS-V5は、CDプレーヤー、FM/AMチューナー、アンプ、スピーカーをコンパクトなワンボディに収めたシステム。本体のラウンドした形状は、デザイン面だけでなく、剛性のアップと、定在波の抑制のため採用されたものだ。
ドックコンポであるNAS-V7M/NAS-V5では、接続したウォークマンに保存されている楽曲の再生だけでなく、ウォークマンへの録音機能も充実。CDプレーヤー、FM/AMチューナー、外部入力から、ウォークマンへ録音することが可能だ。録音フォーマットは、MP3形式。128kbps/256kbpsの2種類のビットレートを選択可能だ。CDからの録音は、ウォークマンを接続した状態で「ワンタッチ録音」ボタンを押すだけでスタートする。速度は最大2倍速。もちろん、録音時の曲情報の自動入力にも対応している。
両モデルの違いは、NAS-V7Mが、16GBのメモリーを内蔵しているのに対して、NAS-V5はメモリー非搭載。NAS-V7Mでは、CDプレーヤー、FM/AMチューナー、外部入力から、本体のメモリーに録音でき、録音した楽曲をジュークボックス的に再生したり、ウォークマンに転送することができる。本体のメモリーに保存された楽曲は、最大40倍の速度で、ウォークマンに転送可能だ。また、付属ソフト「かんたん楽曲転送-USB」(Windows XP SP2以降、32bit版のみ対応)で、PC上で録音した楽曲を、USBデバイス経由で転送することもできる。
フロントパネルには、USBポートも装備。WM-PORTを搭載したウォークマンだけでなく、現行のEシリーズや、WM-PORT登場以前のUSBポートを搭載したウォークマンも接続可能。USB接続の場合でも、楽曲の再生だけでなく、録音も可能となっている。
また、両モデルとも、ネットワークに対応。ソニールームリンク(DLNA)のクライアント機能を搭載しており、DLNAに対応したサーバーに保存されている楽曲をストリーミング再生させることが可能だ。さらに、インターネットラジオにも対応しており、「vTuner」、「SHOUTcast」のサービスを利用可能となっている。
デジタルアンプのS-Mastereを搭載しており、実用最大出力は7.5W×2。スピーカーは65mm径フルレンジ×2。32bitのDSPも搭載しており「スタンダード」「ダイナミック」「リラックス」「クリア」「ライブ」といったサウンドエフェクトをかけることも可能だ。サイズは、425× 214×194mm、質量は約3.6kg。