9月27日から放送される次期連続テレビ小説『てっぱん』(NHK総合 毎週月曜~土曜 8:00~ほか)で、瀧本美織が演じるヒロインの祖母役が富司純子に決定し7日、NHK大阪放送局で発表会見が行われた。
富司が演じるのは、18歳になったあかりの前に突然現れる実の祖母・田中初音。大阪で初めて一緒に暮らすことになった孫を"いけず"にビシビシと鍛え、世代間バトルを繰り広げながら心を通わせていき、やがて2人でお好み焼き屋を開店することになる重要な役どころだ。
実は富司、小学校1年から高校1年まで大阪市内に住んでいたとあり、「大阪はすごく思い入れのある場所」。それだけに、大阪らしいパワフルな"おばあちゃん"役には意気込み十分で「初音さんの生き方にすごく共感できた。すごくかっこいいおばあちゃんで、苦労もしているけど力強い。同世代のみなさんがこのドラマを見て元気になるような、いい気分で一日を過ごしてもらえるようなおばあちゃんを演じられるようがんばります」と抱負を。会見の前日、瀧本とさっそくお好み焼きを食べに行ったと明かし、「美織ちゃんの年令が17歳だとうかがって、私がデビューしたのも17歳だったし、昔の自分を見るようですごく愛しい。この人のためなら何でもしてあげたいという気持ちになりました」と印象を語った。
まだ初々しいヒロインに対し、「焦らないで演じていけば絶対に大丈夫。私もできる限りバックアップしていきたいと思っています。でも、一旦セットに入ったら"鬼のおばあちゃん"になりますので楽しみにしていてください(笑)」とエールを贈っていた。
一方、瀧本は富司の印象を「初対面にもかかわらず気さくに接してくださって、とてもやさしいおばあちゃん…って"おばあちゃん"と呼ぶのが失礼なぐらいおキレイなんですけど(笑)。"いけず"なおばあちゃんのイメージとはほど遠いやさしい方です」と。富司が祖母役と知らされたときから富司の出演作を見て"お勉強"しているとも明かし、「"緋牡丹お竜"も予告編のような短い映像を見ました。すごくパワフルな富司さんを見せていただきました。レアな感じで…はい(笑)」といかにも17歳らしい? コメントで富司のかつての当たり役の感想を語り、これには富司も思わず吹き出していた。
なお、『てっぱん』は5月下旬にクランクイン予定。ヒロインの故郷である広島県尾道市内でのロケから収録がスタートする。