JR西日本は5日、特急「きのさき」「北近畿」などに投入する新型電車「287系」のデザインを発表した。同車両は2009年に開発コンセプトが発表されており、46両の製造予定と2011年春からの営業開始が告知されていた。

JR西日本「287系」特急電車

外観は北陸方面の特急「サンダーバード」の塗り分けを踏襲しつつ、窓の下に赤系、ヘッドライト周りにオレンジ色のラインを配した。「沿線の緑豊かな地域に映え、現行の北近畿号でなじみのある色」(同社)

グリーン車は4列から3列シート化。座席は暖色系の布地を採用したという。全座席にモバイル用のコンセントが配置されるとのこと。普通車は寒色系の座席で、足元スペースを拡大した。車両最前部と最後部にモバイル用コンセントを配置する。

デッキ部には急病のお客様や、授乳などに利用できる多目的室を用意、トイレ面積も拡大して車イスに対応したという。