ドコモ、衛星電話サービス「ワイドスターII」を提供 - 下り最大384kbps

NTTドコモは、新たな衛星電話サービス「ワイドスターII」を4月12日から提供すると発表した。同サービスの提供に合わせて4月5日より「衛星可搬端末01」を発売する。申し込み受付は全国のドコモ法人営業部門。

ワイドスターIIは、従来の衛星電話サービス「ワイドスター」よりも、通信速度を高速化し、パケット通信単価を1/4に抑えて提供される。ワイドスターの通信速度は下り最大64kbpsとなっていたが、ワイドスターIIでは下り最大384kbpsを実現した。通信エリアは従来通りで、日本全土および日本沿岸から概ね200海里までとなっている。

音声通話(方式)		G.729a(8kbps)
データ通信	ベストエフォート型(パケット通信)	上り最大144kbps/下り最大384kbps
	速度保証型(64kデータ通信)	上り最大64kbps/下り最大64kbps

料金プランは以下の通り。

プラン名	基本使用料	無料通信分	通話料	データ通信料
タイプM	月額5,145円	1,050円	30秒あたり94.5円	パケット通信/1パケットあたり0.105円 64kデータ通信…30秒あたり393.75円
タイプL	月額15,750円	2,100円	30秒あたり47.25円
タイプリミット(7月以降提供予定)	月額16,275円	2,100円	30秒あたり47.25円

またオプションサービスとして、ユーザー専用の無線回線(無線帯域)を用意することで安定した通信環境と定額制の音声・データ通信サービスを提供する「帯域占有サービス」、ワイドスターII専用のPtoP(Point to Point)データ通信が可能な「ダイレクトコネクトサービス」、G3FAX機と接続可能な「FAXゲートウェイサービス」などが用意される。また5月以降には、音声、FAX、メールの複数の手段で一斉連絡(最大200拠点)が可能となる「一斉同報通信サービス」も提供される予定。このほか、パケット通信料を割り引く「パケット通信割引」も提供される。