バルミューダデザインは5月中旬より、次世代送風機「GreenFan(グリーンファン)」を発売する。4Wの電力で"自然界の風"を再現するという同製品の価格は、3万3,800円。

「GreenFan(グリーンファン)」。リビング空間などで主張しすぎることのない、すっきりとしたモダンなデザインに仕上げている

従来は、LED光源を採用した照明器具やコンピュータ周辺機器を製造・販売してきた同社。今回発表されたGreenFanは、2010年より新たに展開する「省エネルギー」と「技術革新」を柱としたグリーン冷暖房機器事業の第一弾として企画されたもの。

従来の扇風機では、一枚一枚の羽根で切り取られた空気の固まりが回転しながら人に当たっていた(左)。GreenFanでは、2重構造のファンで、外側の風が内側の風に対して約2倍の風量を送り出すように設計。内側に外側の空気が引き込まれることで、空気の固まりをなくし、優しい風を生み出す

GreenFanは、独自の14枚羽根を搭載し、「風の質そのものを進化させた」という次世代送風機。1枚のファンから風量の違う2種類の風を起こすことで、"自然界の風"を再現。通常の扇風機による風の"固さ"を改善することで、「当たり続けられる風」を目指したという。ファンスピードは4段階から選択可能で、サーキュレーターモード(4段階目)も搭載。風を約8m先まで届けることが可能となっている。

操作性を向上させるために、一般的にはベース部分に設けられる操作ボタンをヘッド上部に採用

電源のオン/オフ、風量の設定、タイマーの残り時間などを確認できるインジケーター

さらに、ファン前面のガード部分は強力なマグネットで固定しつつも、掃除のしやすさに考慮。付属するツールを使えば、女性の力でも簡単に取り外し可能だ。

「全体のシンプルさを損なわない場所を考えた」と、取っ手の設置位置もユニーク

このほか、DCブラシレス・デジタルモーターを採用することで消費電力を4W(~21W)に抑え、「FAXの待機電力に等しい」という省エネ性能を実現している。ボディサイズは、330(W)×867(H)×320(D)mm。重さは3.8kg。カラーはホワイトのみ。

「もともと送風できる面積が広いため、高さ調節機能を外した」というが、中間ポールは脱着可能で、卓上用(467mm)にも設定できる