「Paragon Disk Wiper 10」

パラゴン ソフトウェアは2日、Windows 7やWinodws Server 2008 R2にも対応したハードディスク抹消ソフト「Paragon Disk Wiper 10」の販売を開始した。価格はシングルライセンス版が5,250円。VARライセンスやボリュームライセンスも用意されている。対応OSは、Windows Vista / 7、Server 2008 / 2008 R2。

製品は、11種類の抹消方式に対応しハードディスクのフォーマットでは削除しきれないデータを完全に抹消することができるハードディスク抹消ユーティリティソフト。個人情報や財務情報、機密情報などハードディスク上に保存されている大量の企業データなどを確実に抹消でき、情報漏洩リスクからの防御に貢献する。

抹消方法の選択画面

専門知識がなくともハードディスクのデータを完全に抹消できるようにシンプルなウィザード形式の操作方法が用いられており、ハードディスク/パーティションを選択。理論上どのような高性能な解析機を使っても再生不可能ともいわれるPeter Gutmann方式など11種類のアルゴリズムから抹消方式を選択するだけの操作になる。

抹消方法の選択画面

搭載される11種類の抹消方式

米国国防総省準拠DoD5220.22-M方式
米国海軍準拠NAVSO P-5239-26(RLL)方式
米国海軍準拠NAVSO P-5239-26(MFM)方式
英国HMG Infosec標準No.5(拡張)方式
ドイツVSItR標準方式
オーストラリアASCI 33方式
ロシアGOST R 50739-95方式
Peter Gutmann’sアルゴリズム
Bruce Schneier’sアルゴリズム
Paragon’sアルゴリズム
ユーザーカスタム方式

またWindows PEに対応し、インストールせずともCDからの起動で各種抹消機能を利用できるほか、LinuxやDOSを利用した抹消メディアも作成できる。そのほか、抹消結果をレポートとして発行する抹消証明書の作成機能も搭載される。

抹消方法の選択画面