4月3日(米国時間)の「iPad」米国発売まであと2日となり、米AppleのApp StoreにiPadアプリが登場した。同社はまた、iPad対応Webサイトの情報提供も開始した。
iPadアプリの第1弾は14ページ(1ページに180アプリ)に及ぶ、数千規模の膨大なリストになっている。「Pages」「Numbers」「Keynote」(各9.99ドル)などのiWorkアプリのほか、「Bento for iPad」(4.99ドル)、「Evernote」(無料)、「Labyrinth 2 HD」(7.99ドル)、「MLB.com at Bat 2010」(14.99ドル)、「Things for iPad」(19.99ドル)、「Twitterrific for iPad」(無料)など、iPhone/iPod touch用でおなじみのアプリが多数含まれる。
ユニークなところでは、iPhoneを楽器に変えるアプリで人気のSmuleが「Magic Piano」(2.99ドル)というピアノアプリをiPad向けに用意した。Omni Groupのドローアプリ「OmniGraffle」(49.99ドル)、お絵描きアプリ「Brushes - iPad Edition」(9.99ドル)などiPadの大きなタッチスクリーンを活かしたアプリも注目されている。またサブスクリプションの方式や価格が話題になっている「The Wall Street Journal」(無料)もリストされており、購読料は3.99ドル/週。コンテンツをダウンロードしてオフラインでも読め、保存した記事をWSJ.comやモバイル版と共有するオプションも用意されている。
TV番組・映画では、ABCがiPadに番組を配信する「ABC Player」(無料)を用意したほか、Netflixのアンリミテッドメンバーは同サービスのiPadアプリ(無料)を導入すると、iPadで映画/TV番組をストリーミング視聴できる。
iPad対応サイトとして紹介されているのは、CNN、Reuters、New York Times、Vimeo、Time、Major League Baseball、The White House、Virgin America、Sports Illustrated、Flickr、People Magazine、TEDなど。多くはHTML5プレーヤーがポイントになっているが、Major League Baseballは「iPadでのタッチ操作に最適化したブラウジング体験」をアピールしている。