2010年4月5日より、AT-Xにて放送開始となるTVアニメ『kiss×sis』。放送を直前に控える今回は、アフレコに臨む本作のメインキャスト陣から届いたメッセージを紹介しよう。

TVアニメ『kiss×sis』は2010年4月5日より放送開始

メインキャスト陣が語るTVアニメ『kiss×sis』

今回メッセージを寄せてくれたのは、住之江あこ役の竹達彩奈、住之江りこ役の巽悠衣子、住之江圭太役の武内健、三国美春役の永田依子、桐生三日月役の大亀あすか、桐生夕月役の今井麻美の6名。自らが演じるキャラクターの魅力や、作品に対する意気込みなどを語ってくれている。


――まずは、ご自身が演じているキャラクターについてお教えてください

竹達彩奈「あこちゃんは成績も良くて料理も得意で、天真爛漫な女の子です。でも積極的なアタックで圭ちゃんといい感じになっても、つい恥ずかしがってしまう残念なところもあります。学校では生徒会書記を務めていますが、意外と子供っぽいところもある女の子だと思います」

巽悠衣子「りこちゃんはマイペースで、大胆な女の子です。でも、人前では積極的になれないシャイな一面も持っているんです。料理もできないし勉強もできないし……日常生活では散々ですが、なぜか要領がいいんです。圭太のための努力が空回りしていますが、いいところは持っていく。世渡り上手な女の子だと思いますね」

武内健「姉に惑わされ、親にあおられ、友人には妬まれと、本当に散々な目に合っている圭太ですが、いたって真面目で健全な受験生です。基本的には熱血タイプなんですが、誘惑に負けそうな自分との葛藤もあって、受験と姉とで毎日苦しんでいる少年です(笑)」

永田依子「三国は、真面目な普通の女の子だと思っていたのですが、巨乳のメガネっ娘って、意外と希少価値があるみたいなんですね。これから圭太たちの騒動に巻き込まれて、いろいろと開花するのかしないのか…。そんなところも見ていただければと思います」

大亀あすか「三日月は、圭太先輩の一つ下で、陸上部のマネージャーをやっています。きっと、この作品では妹的なポジションになるのかなと思いつつ、愉快な学生生活を演じています。まだ作品内でお姉ちゃん(夕月)と絡めていないので、これからがすごく楽しみです」

今井麻美「夕月は、あこちゃんやりこちゃんが通う学校の若い教師で、授業や生活指導も一生懸命やろうとするんです。でも本当はとてもダメな大人で、その部分は今後のお話で見ていただきたいですね。あと役柄もアフレコ現場の立場的にも一番のお姉さんとなるので、そのあたりは自分自身とリンクしていると思いました」

――『kiss×sis』の魅力や、見どころをお教えください

竹達「魅力や見どころはいっぱいあるんですが、『kiss×sis』というタイトルだけあってやっぱりキスシーンかな。ちょっと恥ずかしいんですが、やっぱり大事なところかなと思います。あとお色気シーンも多いのですが、ほのぼのとしていて、とってもあったかいんです。ただのエッチなだけのアニメとは、一味違うところも見ていただきたいですね」

「TV版は、OAD版からの続編となりますが、負けず劣らずの過激さを保っています。でも本当の魅力は、TVならではのストーリー性と、魅力ある新キャラクターの登場だと思います。内容も濃くなっていますので、キスシーンも含めて楽しみにしていただければと思います」

武内「『kiss×sis』は単刀直入にいいますと、おバカなラブコメだと思うんです。本当にきわどいところまで描写しながら、実は何も起こらない。圭太にして見たら地獄なんでしょうけど、このギリギリ感がおもしろいと思うんです。そこに新しい女の子三人が加わったので、魅力としては確実にパワーアップしていると思います」

永田「毎週変化する、アイキャッチにも注目していただきたいです。これがとってもかわいいので、私も楽しみにしているんです。あと本編では、新しいキャラクターも増えたので、ワイワイというかキャピキャピ感が伝わればいいかなと思っています」

大亀「ちょっぴりエッチな部分とかもすごく魅力的だし、いろんな女の子たちと圭太先輩が、どうなっていくのかが見どころだと思います。あこ&りこちゃんたちのお姉さんや、三日月や夕月お姉ちゃんと、どんなことになるのか。楽しみにしていただきたいなと思います」

今井「『kiss×sis』はTV版からの参加ですが、OAD版は拝見したとき、割とすごいなと思ったんです。なので、TVでどこまでやるの!? と思いましたが、それはもう……、期待していただければと思います(笑)」

――女性陣に質問ですが、圭太のような男の子をどう思いますか?

「OAD版のころは、かわいいけど流されやすい性格だなと思っていたんですが、TV版では結構カッコ良く見えて来たんです。皆さんはどうですか?」
竹達「今回収録したお話(第4話)では、ちょっとドキっとしたけどね。ただ、現実にいたら彼氏にしたくないタイプだなと思うんですよ。第三者の立場で見ると、いろんな女の子に流されている。もし自分が圭太と恋人になったら、絶対に間違いが起きると思うんです(笑)」
「バシっと、断れない(笑)。でもまだ、中学生ですからしょうがないかも」
今井「でも、いつかは決めなきゃいけないときが来ると思うの。そのときまでに圭太のハートをがっちりと捕まえていたらいいのかも知れない。たぶん一途に想ってくれるから」
永田「本当に成長してほしいですねぇ」
大亀「今後に期待ですね」
武内「なんでだろう……圭太のことを言われているのに、この複雑な悲しみは」
一同「(大爆笑)」

――最後に、『kiss×sis』に対する意気込みとファンへのメッセージをお願いします

竹達「OAD版から引き続いてTV版へと成長できたのは、やっぱり応援してくれる皆さまのおかげだと思いますので、本当にうれしいです。OAD版にはOAD版の、TV版にはTV版の魅力がありますので、あわせて両方見ていただければと思います。アフレコ現場では皆さんと楽しく演じさせていただいているので、作品を通してこの楽しくてあったかい雰囲気を伝えられたらと思います」

「OAD版を演じていたときには、まさかTVになるとは思っていなかったので、放映決定の話を聞いたときには、思わず竹達さんとハイタッチしてしまいました。これも、応援してくれた皆さまのおかげです。また、TV版でも主題歌を竹達さんと私で歌わせていただきました。OAD版と比べてよりキャラクターに近い歌い方になっています。歌詞もバージョンアップしていますので、ぜひ聴いていだたけたら嬉しいです」

永田「TVアニメ化ということで、三国美春として登場させていただきますが、同じくTVアニメ化で登場する、三日月さんや夕月さんと一緒に、TVならではの『kiss×sis』として盛り上げていきたいと思います。とくに美春はひどい目にあいそうですが、そこも楽しく頑張りたいと思います」

大亀「私が演じている三日月も、TVアニメ化でどどーんと出させていただいたキャラクターの一人ですが、OAD版から出演されている竹達さんや巽さん、武内さんと一緒に盛り上げていきたいと頑張っています。気持ちを込めてあったかく三日月を演じていますので、ほのぼのとしながら楽しんでいただけるとうれしいです」

今井「女の子に翻弄されている圭太くんと自分を置き換えて見るもよし、女の子の一人に注目して見るもよし。『kiss×sis』はいろんな楽しみ方ができると思うんです。きっと言わなくても分かると思うので、ソッチ系の話は置いといて(笑)。TVならではの展開やテンポ感とか、映像の美しさだったりとかも楽しんでいただけたらと思います」

武内「言いたいことはすべて、皆さんに言われてしまったのですが(笑)。『kiss×sis』はコミックスから始まり、OAD版、TV版と大きく成長を遂げましたが、これもひとえに作品の魅力と、それを愛してくれるファンの皆さんのおかげだと思っております。キャストやスタッフ一同、肩の力は抜きつつ、いい具合に一生懸命頑張って、すばらしい作品にしたいと思っています。ぜひ、これから始まる『kiss×sis』を応援してください」



TVアニメ『kiss×sis』は、2010年4月5日(月)より、AT-Xにて毎週日曜日の23時30分より放送予定。なお、4月8日(木)より、毎週木曜日の17時30分~と29時30分~、4月12日(月)より、毎週月曜日の11時30分~、それぞれリピート放送も予定されている。

(C)ぢたま(某)・講談社/kiss×sis製作委員会