デノンは、プリメインアンプ「PMA-1500SE」、SACDプレーヤー「DCD-1500SE」を発表した。発売は5月下旬で、価格は両機種とも9万4,500円。

大型電動ボリュームの装備や低重進化などが行われた、ミドルクラスのプリメインアンプ「PMA-1500SE」

Advanced AL32 Processorの採用、192kHz/32bit DACの採用に加え、USBポートも装備された「DSC-1500SE」

PMA-1500SE/DCD-1500SEは、ミドルクラスのプレイメインアンプ/プレーヤーの定番となっている「PMA-1500AE」「DCD-1500AE」(いずれも2005年9月発売)の、それぞれ後継モデル。同社のプリメインアンプ/プレーヤーでは、既に2000/390のシリーズが既に「SE」に切り替わっている。

PMA-1500SEでは、従来のモデルに比べて、低重心化を図ったことが大きな変更点。これにより、制振性能が向上しているとのことだ。また、ボリュームは、PMA-2000SEで採用されている大型のモータードライブボリュームに変更。ボリュームの接触面積の拡大により、安定性が向上している。

おもな仕様は、定格出力が70W×2(8Ω、20Hz~20kHz、T.H.D.0.07%)、入出力端子は、Phono(MM)、CD、Tuner、Lineの4系統の入力に、2系統のレコーダー端子(Rec/Play)、プリアウト端子1系統、パワーダイレクト端子1系統、A/B 2系統のスピーカー出力を装備する。サイズは、幅434mm×高さ134mm×奥行き410mm。質量は15.5kg。消費電力は295W。

DSD-1500SEでは、従来は上位機種にのみ採用されていた「Advanced AL32 Processor」の搭載が大きなポイント。従来採用されていたAL24 Processingは、音楽CDの16bitの信号から、24bit相当の信号を作り出すというものだったが、Adbanced AL32 Processorでは、これ32bit相当に拡張。また、量子化ビット数の拡張だけでなく、時間軸方向の補間も行うことで、より、自然なサウンドを実現している。これに伴い、DACも24bitのモノから192Hz/32bitに変更。より高精度なアナログ音声を出力できる。

また、DCD-1500SEでは、フロントパネルにUSBポートを装備。第5世代以降のiPodや、マスストレージクラスに対応したUSBデバイスからの音楽再生が可能となっている。USBデバイスだけでなく、iPodもデジタル接続され、再生時には、Adbanced AL32 Processorによる補間が行われる。おもな仕様は、サイズが、幅434mm×高さ135mm×奥行き331mm。質量が8.0kg。消費電力が30Wとなっている。