米ペンシルバニア州グリーンズバーグにあるシートンヒル大学が、今年の秋学期に「MacBook」と「iPad」を新入生に配布する。
同大学はGriffin Technology Advantageという、PCやネット端末、ネットワークなどを教育に利用するプログラムを進めている。効率的な情報収集やコラボレーションなどを、学生に身につけさせるのが狙いだ。昨年500,000ドルをかけてネットワークをアップグレードし、キャンパス内に無線LANを完備。講義中を含めて、常にインターネットを利用できるようにした。
MacBookとiPadは、同プログラムの教育ツールとして選ばれた。Windows PCを学生が扱えるようになるのもプログラムの目標に含まれており、MacBookにはMac Office 2008、VMWare Fusion、Windows XP、Microsoft Office 2007などのソフトウエアが付属する。iPadはすばやいネット情報へのアクセス、学生同士や教職員とのコミュニケーション、コラボレーションをサポートするデバイスとして配布される。現時点では未知数であるものの、iBookstoreから電子ブックをダウンロードできる点にも注目しているという。テキストブック・リーダーとして利用される可能性も高そうだ。
教育ツールとしての配布だが、学生は学習以外にもMacBookとiPadを自由に利用できる。2年目が終了した時点でMacBookは新品に交換され、それを卒業後も使い続けられる。