インテルは31日、基幹サーバ向け新プロセッサ「Intel Xeon 7500シリーズ」を発表した。2ソケットから最大256ソケットのプラットフォームにまで対応する拡張性を実現している。アーキテクチャは45nmプロセスで製造されるNehalem-EX(開発コードネーム)。プロセッサあたり8コア内蔵し、Hyper-Threadingにより16スレッドの同時処理が可能だ。

「Intel Xeon 7500シリーズ」

そのプロセッサダイ写真

最大8コア/16スレッドのプロセッサを、最大6.4GT/sのQuickPath Interconnect(QPI)×4を用いてプロセッサ間およびチップセット間接続でき、最大256ソケットの構成をとることも可能。対応メモリはRegistered DDR3-1066 DIMM(QPI仕様により1066/978/800動作)で、プロセッサあたり最大16DIMMを搭載できる。対応チップセットは「Intel 7500」(開発コードネーム: Boxboro-EX)。

Scalable Memory Interconnect×4で4基のScalable Memory Bufferと接続し、プロセッサあたりのDIMM枚数は最大16

4ソケット構成で最大1TBというメモリ搭載容量、同8倍のメモリ帯域幅、Turbo Boost技術の搭載、最大24MBのL3キャッシュ、新たなI/O仮想化機能やIntel VT FlexMigrationの実装など、大幅な機能向上を実現しており、同社では「Xeonプロセッサで過去最大の性能向上」をうたっている。

主な仕様と価格
型番 コア/スレッド 動作周波数 TDP Turbo Boost L3 QPI 1Kロット時単価
X7560 8/16 2.26GHz 130W 対応 24MB 6.4GT/s 335,420円
X7550 8/16 2.00GHz 130W 対応 18MB 6.4GT/s 247,930円
E7540 6/12 2.00GHz 105W 対応 18MB 6.4GT/s 179,880円
E7530 6/12 1.86GHz 105W 対応 12MB 5.86GT/s 126,370円
E7520 4/8 1.86GHz 95W 非対応 18MB 4.8GT/s 77,770円
L7555 8/16 1.86GHz 95W 対応 24MB 5.86GT/s 286,810円
L7545 6/12 1.86GHz 95W 対応 18MB 5.86GT/s 189,600円
X7542 6/6 2.66GHz 130W 対応 18MB 5.86GT/s 179,880円
X6550 8/16 2.00GHz 130W 対応 18MB 6.4GT/s 223,580円
E6540 6/12 2.00GHz 105W 対応 18MB 6.4GT/s 155,530円
E6510 4/8 1.73GHz 105W 非対応 12MB 4.8GT/s 67,590円