9月4日公開の映画『BECK』の製作報告会見が3月30日、東京・渋谷で行われ、水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、忽那汐里、中村蒼、向井理が出席した。

左から、堤幸彦監督、忽那汐里、桐谷健太、水嶋ヒロ、佐藤健、中村蒼、向井理

原作は、類型発行部数1,500万部を突破したハロルド作石の同名漫画。天才的なギターテクニックを持つニューヨーク帰りの竜介(水嶋ヒロ)と天性の声を持つコユキ(佐藤健)が出会って結成したバンド"BECK"の活躍とメンバー苦悩を描く。監督は『20世紀少年』などのヒット作を手掛けた堤幸彦。忽那汐里は、竜介の妹・真帆に扮し、コユキを惑わす小悪魔的なキャラクターを演じる。

主演の水嶋は「大ヒットしたコミックが映画化ということで、お話を頂いた時は大変光栄に思いました。それと同時に大きなプレッシャーを感じつつも、キャスト一丸となって映画を作り、そして役を全うしています」と自信を。BECKでドラマーのサク役を演じた中村は「音楽が凄くカッコいいんです。ライブシーンでは、自然と盛り上がれました。音楽に込められたメッセージをお届けしたいです」とアピールした。

「楽器経験はなかったので、天才ギタリストの役はプレッシャーでした(笑)。練習期間もあまりありませんでしたが、頑張って練習しました」と水嶋

「まだ公開は半年ありますが、みんなで一緒に努力して青春したこの映画を、早く見て頂きたいです」と佐藤

紅一点の忽那は、赤いドレス姿でステージに登壇。「ここにいることが奇跡だと思っています。オーストラリアに14年間いて、今まで日本は遠い国で遠い世界。ましてやこんな舞台に立つ事自体、奇跡なことで、この映画に関われて嬉しく思っています」と未だに信じられない様子だった。

「この日を迎えて嬉しいです」と笑顔を見せていた忽那

「僕も楽器経験がなかったので、両手両足が違う動きをするドラムは思い通りに行かなくて大変でした。でもステッキが折れるまで頑張りましたよ」と中村

なお、この日は同作のオープニング曲に米人気ロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの「AROUND THE WORLD」を、エンディング曲にオアシスの「Don't Look Back in Anger」を起用すると発表された。