ワコムのクリエイター向けイベント「Wacom Live 2010」が3月26日と27日の両日、東京都内にて開催された。イベントの会場となったTEPIAホールは、開場と同時に入場者数が定員の250人に達してしまうほどの大盛況だった。

「Wacom Live 2010」では、同社のプロフェッショナル向けのペンタブレットを実際に触れて体験できるコーナーが設けられているほか、プロのクリエイターによるペンタブレットの活用術や、トークセッションなどが開催された。ワコム製品の魅力を堪能できる2日間だ。

会場はセッションと製品デモンストレーションの2つに分かれていた。セッションフロアでは、3月27日に「デジタルイラストフェスタ 2010」が催された

会場に入ると、ワコム製品のデモンストレーションおよび体験コーナーがあった。「Intuos4 Wireless」をはじめとする「Intuos」シリーズや、液晶ペンタブレット「Cintiq21UX」シリーズ、さらにプロフェッショナルDJ機器「nextbeat(ネクストビート)」などが展示されていた。

会場ではオープニングイベントとして、nextbeatのデモ演奏が披露されていた

「ワコムのタッチセンサーテクノロジーがそのまま移植されたターンテーブルを触ってみてください」と話すのは、nextbeatのデモンストレータ。左手でIN/OUTアジャストノブ、サンプラー/ループ操作スイッチを操作しながら、右手でターンテーブルの操作を連続的に行なう。指先でタップする感覚が印象的だった。比較的遠方からでも、波形情報や楽曲情報が見て取れる、3.5インチLCDの優れた視認性に驚いた。

もちろん、タブレットの展示コーナーも充実していた。特に、今年2月に発売されたワイヤレスモデルのIntuos4 Wirelessの周囲には、常に多くの人が集まり、その注目の高さが伺える。ユーザーの多くは、その重量やBluetoothで繋がったワイヤレスの反応について気になる様子。皆それぞれ、タブレット本体を持ち上げて移動させたり、ペンを走らせたりして、滑らかにディスプレイに筆跡が表示される様子を確認していた。

「Intuos4」と「Intuos4 Wireless」が、多くの来場者の関心を集めていた

「Wacom Live 2010」にて行われた、様々なセッションの詳細に関しては、順次、レポート掲載予定。