スタンダード&プアーズは26日、日本興亜損害保険の保険財務力格付けと長期カウンターパーティ格付けを「ダブルAマイナス」へ1ノッチ(段階)引き上げたと発表した。両格付けのアウトルックは「安定的」。

同時に、損害保険ジャパンと同社の中核子会社である損保ジャパンひまわり生命保険の保険財務力の格付けを「ダブルAマイナス」、アウトルックを「安定的」に据え置いた。

損保ジャパンと日本興亜損保が4月1日付で共同持ち株会社「NKSJホールディングス」を設立し、ともにその完全子会社として傘下に入る形で経営統合することを受けたもの。スタンダード&プアーズは、日本興亜損保、損保ジャパン、損保ジャパンひまわり生命を、格付け分析上、NKSJグループの中核会社として位置付けた。

損保ジャパンと日本興亜損保の海外事業子会社については、格付け・アウトルックともに変更はない。