日本HPは、手のひらサイズのシンクライアント端末「HP t5325 Thin Client(以下、t5325)」を発表し、販売を開始した。価格は24,150円。
t5325は、設定をFTPサーバから自動取得する「ゼロタッチコンフィグレーション」を搭載しており、DHCPサーバとFTPサーバを含むネットワーク環境であれば、LANケーブルを接続して電源を入れるだけですぐに使い始められる。ネットワークプロトコルとしてCitrix ICA 11とRDesktop1.6に対応し、Citrix XenDesktopとVMware Viewのインタフェースを備えている。
そのほか、FTPサーバを更新するだけで全端末の設定変更やソフトウェアのアップデートを自動的に行う「HP ezUpdate」、USBメモリを利用して各端末に設定情報やイメージを配布できる「HP ThinState」、各端末のアクセス権限を集中管理できる「HP Device Manager」などを搭載している。
CPUは、Marvell ARM(1.2GHz)、メモリが512MB、フラッシュメモリが512MB、標準解像度は640×480~1,600×1,200。インタフェースは、USB 2.0×4、DVI、10/100BaseTイーサネット、マイク、ラインアウト。外形寸法はW160×D31.5×H120mm、重量は約500g。USBスタンダードキーボードとUSB光学式マウスが付属する。