期待の6コアCPUは…

Intelより、デスクトップ向けでは初となる6コアCPU「Core i7-980X Extreme Edition」が発表となったが、残念ながら、店頭でのリテール販売はまだ確認できていない。「今月中は絶望的」と話すショップもあり、少なくとも、数日中に入荷する、ということはなさそうだ。

ショップへの問い合わせはかなり多く、ユーザーからの関心は高い模様。単品販売はまだだが、各ショップとも、BTOパソコンではCore i7-980X搭載モデルも用意されているので、我慢できない人は、そちらでPC本体ごと入手するという手もある。CPUだけ取って、転売してしまうのもアリだろう。

ドスパラ秋葉原本店のCore i7-980X搭載モデル「Galleria ZXR2」

定番ではあるが、12スレッドのタスクマネージャ画面は圧巻

価格・発売日ともに未定とするショップが多かったが、ドスパラ秋葉原本店では、予価104,990円で予約を受け付けていた。予定数量に達したため、現在では終了しているが、今後しばらくは、入手しづらい状況が続きそうだ。

ドスパラ秋葉原本店では予約を受け付けていた模様(現在は終了)

でもXeonの6コア版は発売

Core i7-980Xは見つからなかったものの、同日発表されたサーバ向けの6コアCPU「Xeon X5670」は早速発売となっている。入荷したのはT-ZONE PC DIY SHOPで、価格は142,590円。製造プロセス(32nm)、ソケット(LGA1366)、L3キャッシュ(12MB)などのスペックはCore i7-980Xと同じだが、動作クロックが3.33GHzから2.93GHzに下がっており、TDPは95Wに抑えられている。

32nmプロセスになったXeon 5600番台。CPUクーラーは付属しない

Xeonの新モデルが2種類入荷。どちらも32nmプロセスの製品だ

また、30Wという低いTDPを実現した「L3406」も入荷した。同ショップでの価格は19,929円。動作クロックは2.26GHzのデュアルコアCPUで、ソケットはLGA1366となる。