スイス・バーゼルにて開催中の「BASELWORLD 2010」にて、モンディーンは駅長がもつ発車信号灯をイメージした赤い針、シンプルなバーインデックスのダイヤルデザインという同ブランドのDNAを継承する新作を発表した。

モンディーンは、1940年代にスイス国鉄(SBB)のエンジニアで、デザイナーでもあったハンス・フィルフィカーが開発し、現在ではSBBオフィシャル鉄道ウォッチとして知られるブランド。離れたところからも一目で時刻が読み取れるという視認性の高さが特長だ。

そんなモンディーンが今回発表したのは、SBBのロゴがエンボスでダイヤルに施されたスポーツラインシリーズの新モデル「スポーツライン ハイフィニッシュ ダイヤル」。また、本格的な機械式ムーブメント「バルジュー7750」を搭載した限定モデル「クロノグラフ リミテッド エディション」も登場。同モデルは1909年に製造された伝説的な蒸気機関車へのオマージュとして開発されたもの。クラシカルなイメージを演出するブラックレザーストラップを採用し、限定101本で販売する。

7月に発売予定の「スポーツライン ハイフィニッシュ ダイヤル」。価格は31,500円

秋に発売予定の「クロノグラフ リミテッド エディション」。価格(予価)は294,000円

このほか、懐中時計の新作「サボネット」も発表。ナースウォッチや鉄道時計の使い勝手を参考にしたという同モデルは、ネオクラシックを彷彿させる逸品。ケース裏面には、SBBの公式時計であることを示す刻印が入り、専用の牛革ケースとギフト用ボックスもセットになっている。2010年秋に発売予定で、価格は28,350円。

新たに発表された懐中時計の新作「サボネット」