ソフトバンクモバイルは19日、日本テレビ(東京都港区)においてS-1バトルの最終決戦「S-1 グランドチャンピオン2010」を開催した。優勝賞金には1億円が用意され、大会の模様は日本テレビ系全国ネットで生放送された。激戦の結果、決勝戦で27万7908票を獲得したNON STYLEがグランドチャンピオンに輝いた。
初代王座の栄冠はNON STYLEに。予選トーナメントにおける各ブロックの結果と順位はこちらで確認して欲しい |
今回の大会は2009年度S-1バトルの年間チャンピオンを決定するもので、月間チャンピオン11組に敗者復活枠の1組とM-1、R-1、キングオブコントの各チャンピオンを加えた合計15組のお笑い芸人により争われた。芸人たちは3分間の持ち時間を使い、映像作品や生ライブでのコント・漫才などのネタを繰り広げた。3ブロックに分かれての予選、勝ち残った3組による決勝戦での勝者の選出は全てソフトバンク、ドコモ、auの携帯電話ユーザーの投票によって行われた。今大会を通じての投票総数は、のべ182万4145票に上った。
NON STYLEの2人がプレゼンターの樋口可南子より優勝トロフィーと1億円のパネルを受け取ったところで、生放送は終了。それから10分ほどして記者たちによる囲み取材の会見場に現れた2人は、まだ優勝した実感が沸いていない様子だった。
「今回の映像作品は2本とも『エンタの神様』でお世話になったスタッフたちと作成したものなので、一緒に喜びたい」とコメントした2人。2週間前には両作品ともでき上がっていたという。
1億円の具体的な使い道はまだ決まっていないようで、ファンの皆様のために考えて使いたい、笑いに還元できたら良い、と答えるにとどまった。井上は「大金を手にしたら税金もすごい取られる、と麒麟の田村さんに伺っていますので」とコメントして記者団の笑いを誘った。
会見が始まったのは21時すぎだったが、「22時からギャランティ1万5千円の、吉本のネットラジオの生放送があるんです」とコメントし、急いで会場を後にした。その「よしもとオンライン」では「宇宙で漫才をする」「街おこしライブをする」など、1億円の使い道についていくつかの具体的な提案がなされていた。
S-1バトルは来月1日から2年目のシーズンが始まる。2010年度は4段階の採点方式が導入され、iPhoneでの視聴も可能になるなどいくつかの変更点があるとのことだ。また現在、お笑い芸人が1分ごとに切り替わって時刻を知らせてくれる「S-1芸人時計」の待ち受けFlashを提供中(4月30日まで)。ソフトバンクユーザーはキャンペーンサイトから入手可能で、他キャリアのユーザーもソフトバンク取扱店で「S-1 グランドチャンピオン2010を見た」と申告すればキャンペーンサイトにアクセスできるQRコードの入ったカードをもらえるという。