シチズン時計は、スイス・バーゼルにて開催中の世界最大規模の時計・宝飾品産業界の見本市「BASELWORLD 2010」にて、同社のプロダクトポリシーである「技術と美の融合」の象徴というコンセプトウオッチ「Eco-Drive EYES(エコ・ドライブ アイズ)」と「Eco-Drive LOOP(エコ・ドライブ ループ)」を発表した。

2つのコンセプトモデルでは、「エコ・ドライブ」だからこそ実現できる新しい腕時計の形を、同社アイデンティティーを鮮明に打ち出しつつ、革新的で洗練されたデザインで提案している。

高さのあるバーインデックスで影をつくることで"光"を意識させる「Eco-Drive EYES」。文字板を全てセラミックで製作するのは珍しいという

外側のケースに内側のケースが浮遊しているような印象を与える「Eco-Drive LOOP」

Eco-Drive EYESは、「影があることで、光を認識する」という光と影の関係を表現。そのコンセプトを具現化すべく、セラミック製の真白な文字板に、立体的なインデックスとインダイアルのリングが影を落とすデザインとなっている。光を吸収しエネルギーに変えるエコ・ドライブ機能を、光と影の表情で演出したという。なお、EYESという名前には、「将来を見据える目(=審美眼)」という意味も込められているという。

Eco-Drive LOOPは、「光と時が永遠に循環(ループ)する」をテーマに開発したレディスウオッチ。43個のダイヤモンドで飾られたウオッチケースの周囲を、ループ形状の秒針が巡る構造となっている。繊細で優しいデザインの中に、光というエネルギーの力強さと無限の可能性を表現した同モデルは、「リングソーラーの採用や、リューズなしでの製品化も検討している」とのこと。