「HD革命/WinProtector Ver.3」(パッケージは制作中のサンプル)

アーク情報システムは、不適切な操作やウイルス攻撃から設定変更まで一度の再起動ですべてを無効化するユーティリティソフト「HD革命/WinProtector Ver.3」を4月9日より発売する。

ラインナップと価格はパッケージ製品の通常版が9,480円、アカデミック版とダウンロード版が6,636円となる。対応OSは、Windows XP / Vista / 7(32/64ビット)。




データ保護中の画面。再起動時にデータを廃棄するとすべての操作を無効にできる

製品は、不特定多数の人間が使うようなシーン。例えば職場や学校、ネットカフェのPCなどが利用する場合に保護対象ドライブへのデータの書き込みをすべて一時ファイルへ退避させる。再起動時に一時ファイルへの書き込みを廃棄すれば、保護開始時から再起動前までの操作をすべて無効にすることが可能になる。再起動時にドライブへの書き込みを容認すると、そのままデータを保存することができる。

最新バージョンとなる「HD革命/WinProtector Ver.3」では一時ファイルをメモリ上に設定できるようになっており、ハードディスク上に一時ファイルを保存する場合と比較して磁気痕跡の有無で利点があり、完全な形での消去が可能になる。また、同一ハードディスク内での複数ドライブの保護に対応。従来製品では、システムドライブのみだった保護対象が別のドライブまで拡張された。これにより、重要なデータを保存している別ドライブへのデータの書き込みも無効にすることができるなど、より高いセキュリティ効果を得られる。

詳細設定画面。保護ドライブの設定

一時ファイルの容量なども設定できる

HD革命/WinProtectorでは、ドライブの書き込みを無効にしたいがメールデータなど、どうしても保持しておきたい場合に使えるデータ移行プログラム「データトランスファー」を搭載する。保護されていない状態で同プログラムを起動して、データを選択しておく。この状態で保護を開始して再起動すると本来ならば消去されるが、選択したデータは消去されずに移行先に書き込むことができる。

「データトランスファー」を設定しておけば、柔軟な処理も可能になる