JR東海は18日、武豊線の電化を決定した。今月より工事を開始し、2015年春を目途に列車を電車化する予定。武豊線は東海道線の大府駅(愛知県大府市)と武豊駅(愛知県知多郡武豊町)を結ぶ19.3kmの路線で、大府駅で東海道本線に接続し、通勤時間帯の列車は名古屋駅へ直通している。名古屋都市圏の車両を共通化することで、より柔軟なダイヤ設定や、途中駅での車両の増結などが可能になるとのこと。列車遅延時の対応能力も向上するという。
武豊線には313系電車28両を新製投入するという。現在、武豊線で稼働しているキハ75形気動車は高山線などに転用する予定。武豊線の電化により、年間約2,900トンのCO2排出を削減できるという。
なお、JR東海は2008年12月に「武豊線には新型気動車キハ25を投入する」と発表していた。同社によると「キハ25は予定通り製造するが、他の路線に投入する」とのこと。