パナソニックは18日、ポータブルテレビ「DMP-BV200」「DMP-HV100」と、ポータブルBDプレーヤー「DMP-B100」発表した。発売は、4月23日で、価格はオープン。市場価格はDMP-BV200が9万円前後、DMP-HV100が6万5,000円前後、DMP-B100が7万円前後と予想される。
BDプレーヤー内蔵タイプの「DMP-BV200」(左)とBDプレーヤーを内蔵しない「DMP-HV100」(右) |
チューナーレスの「DMP-B100」は、従来同様、可搬性を重視し8.9V型の画面を採用する |
新モデルは、昨年3月に発売された「DMP-BV100」の後継モデル。DMP-BV200がBDプレーヤー内蔵モデルで、DMP-HV100がテレビのみのモデル、そして、DMP-B100がチューナーなしのモデルとなっている。
チューナー搭載モデルの特徴となっている、4アンテナ ダイバーシティ システムは、従来モデルよりもさらに強化。従来は、ストレートなモノポールアンテナを4本使用したものだったが、新モデルでは無指向性のモノポールアンテナ×2に、指向性を持つダイポールアンテナ×2を組み合わせたものとなっており、よりダイバシティーの効果がアップ。さらに両アンテナは、長さを稼ぐために折り畳んで収納されており、感度も向上しているとのことだ。もちろん、電波の弱い場所で使用するためのアンテナ端子も装備。フルセグの放送に加えてワンセグ放送の受信にも対応。電波状態による自動切り替えも可能だ。
また、従来モデルでは、8.9V型の画面が採用されていたが、新モデルでは10.1V型に拡大され(画素数は、従来と変わらず1,024×600)、より迫力のある映像を楽しむことができるようになった(DMP-B100は8.9V型)。なお、BDプレーヤーを内蔵したDMP-BV200には、映画ソフトの質感を高める「リアルクロマプロセッサ」も採用されている。
DMP-BV200/HV100では、デジタルフォトフレーム機能も強化。従来モデルより、SDカードスロットを使用したフォトフレーム機能は搭載されていたが、従来のフォトフレーム機能では、静止画と動画とでは、それぞれ別に再生しかできなかった。新モデルでは、この部分が改良され、静止画と動画が混在した場合でも、日付順に連続で再生させることが可能となっている。なお、SDカードスロットは、写真、AVCHD規格のムービーに加えて、同社のレコーダーDIGAのワンセグ持ち出し機能で記録されたSDカードの再生にも対応する。
他の機器との連携では、DMP-BV200/HV100には、「お部屋ジャンプリンク」機能も搭載。お部屋ジャンプ機能はDTCP-IPに対応したDLNAクライアント機能に「DIGA」のユーザーインタフェースをオドオンしたもので、DMP-BV200/HV100側から、ネットワーク越しにDIGAのHDDに保存されているコンテンツを、DIGAと同様のユーザーインタフェースで再生できる。また、3モデルともビエラにリンク機能も搭載している。
本体サイズは、DMP-BV200が幅262mm×高さ200.5mm×奥行き55.1mm、DMP-HV100が幅260mm×高さ200.5mm×奥行き46mm、DMP-B100が、幅238mm×高さ52.7mm×奥行き188.3mm。質量は、DMP-BV200が約1838g、DMP-HV100が約1333g、DMP-B100が約1392g(いずれもバッテリー込み)。バッテリーの充電時間は、DMP-BV200が約5時間、DMP-HV100が約4時間、DMP-B100が約5時間で、バッテリーの持続時間は、液晶画面を標準の明るさにした状態で、DMP-BV200が約3時間、DMP-HV100が約2時間30分(地上デジタル放送受信時)、DMP-B100が約3時間15分となっている。