米Googleが、ソニー、米Intelと共同で「Google TV」と呼べるような製品の開発を進めているという。Android OSをベースとしており、従来のインターネットTVやセットトップボックス(STB)よりも、TV視聴者がより自然な形でインターネットのサービスへとアクセスできる仕組みを提供するという。米New York Timesが17日(現地時間)に報じている。
NYTによれば、これら3社は数カ月前からプロジェクトを極秘に進めてきたという。従来のクローズドで限定的なサービスしか利用できないインターネットTVに比べ、Google TVではオープンプラットフォームを前面に押し出し、より自由な形で開発者がアプリケーションやサービス開発に参加できる形を想定しているという。こうした開発者向けソフトウェアは今後数カ月内にも提供が開始され、同ソフトウェアを搭載した製品の市場への投入は今年夏を予定しているようだ。ソニーにとっては、苦戦する薄型TV市場での打開策の1つとなるかもしれない。
また今回のGoogle TV開発にあたり、パートナーとしてスイスのLogitechを呼び寄せているという。LogitechはPC周辺機器で著名なメーカーだが、今回のプロジェクトではリモコンや小型ワイヤレスキーボードといった周辺機器開発を依頼するようだ。