情報番組『おはよう朝日です』(ABCテレビ 毎週月曜~金曜 6:45~)を今月26日で卒業するフリーアナウンサーの宮根誠司がこのほど、大阪市内の同局内でスペシャル番組『宮根誠司最後のおは朝特番!?あとはよろしく浦川くんSP』(3月22日 16:50~)の収録に臨んだ。
『おはよう朝日です』は30年の歴史を誇り、"おは朝"の通称で親しまれる関西の朝の定番番組。20年に渡って司会を務めてきた宮根に替わり、29日からはABCアナウンサーの浦川泰幸が"朝の顔"を引き継ぐ。宮根の卒業を記念した今回のスペシャルには、宮根、浦川、宮根と5年間司会を務めた喜多ゆかりアナウンサーをはじめ、板東英二、野々村真ら番組レギュラー陣が集結。関西出身のはるな愛も乱入し、それぞれが好き勝手にしゃべり倒す? にぎやかなトークを繰り広げた。浦川は少々抜け毛が気になり始めた頭を一同からイジられるハメに。関西ならではの爆笑トークも人気の"おは朝"らしい手荒い歓迎を受けた。
収録後に行われた会見には、宮根、浦川、喜多が出席。宮根は「"おは朝"は関西の文化遺産。卒業するにあたってそのすごさを改めて実感してます」とコメント。4月からは新情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で滝川クリステルとともにキャスターを務めるなど東京にも活躍の場を広げている宮根だが「"おは朝"やっててよかったなと思うのは、東京で活躍してる関西出身の芸能人の方がみんな知ってくれてること。そのほとんどの人を僕がこの20年で(番組定番の朝の挨拶で)『行ってらっしゃい!』と送り出したんでしょうね」と感慨深げな様子だった。
また、ABCアナウンサー時代の後輩でもある後任の浦川には「まずは朝からみなさんに元気になっていただくのが一番の使命。僕のことは意識せず、新しい浦川くんの"おは朝"を作ってもらいたい」とエールを。だが続けて「それで視聴率がアカンかったら、また僕が戻ってくればいいだけの話なんで(笑)」とキツいジョークを飛ばして笑わせていた。
大役を担う浦川からは「宮根さんが偉大な方になってしまったので、引き受けるのも気が重かったです。今日の収録のすごい乗りに、さらに気が重くなりました…」と弱気な発言も飛び出したが、「ニュースをわかりやすく、楽しく伝えたい」と新生"おは朝"に意欲十分。「まだ右も左もわからないので、朝4時から入って2時間半ぐらいみっちり打ち合わせしてから番組に臨みたい」と話し、これまで「番組前の打ち合わせは一切なし」だった宮根とは真逆の方針を示すと、すかさず宮根から「4時入りといえば3時起きやろ? 一番髪の毛生える時間やぞ。頭ズル剥けになるぞ!」と再び"頭ネタ"で攻撃され、爆笑を誘っていた。