パナソニック オートモーティブシステムズは16日、ポータブルSDナビゲーション「Strada POCKET」の新モデル5機種9モデルを発表した。発売日は4月16日で、価格はすべてオープン。

視認性の高い7V型ディスプレイを搭載する「CN-MP700VD/VL」

5V型のディスプレイを採用するコンパクトな「CN-MP500D/L」

新製品は、同社としては4世代目のポータブルナビ。従来機では、5V型ワイドQVGAのみだったディスプレイは、新モデルでは、7V型と5V型の2種類がラインナップされている。従来機では、家電ルートモデルにのみ、家庭用充電スタンドが付属するといったように、ルートごとに若干、製品内容に違いがあったのだが、新モデルでは、この差はなくなり、すべて共通化された。なお、FM-VICSが搭載されていないモデルでも、オプションのFM-VICSキット「CA-VF010D」(1万5,700円)を使用すれば、サービスを利用可能になる。

地図データなどが保存されている記録メディアは、8GBのmicroSDHCカード。全国1,022エリアの詳細市街地図も収録される。なお、従来機では、新しい地図が発行された際には、新たなメディアに交換して挿入する必要があったが、新モデルでは、webから書き換えが可能となる予定(2011年秋より実施予定)。

ナビゲーションの機能面では、従来機で採用されていた「迷いまセンサー」(加速度センサーとジャイロセンサーの組み合わせでGPSの電波が届かない場所でも測位を継続できる)が、より高精度な「3Dハイブリッドセンサー」へと変更されたほか、スマートICへの対応、オプションの追加により、DSRCへの対応といった点が新しい点。また、CPUも高速化され、5ルート探索、4経由地指定が可能になったほか、操作のレスポンスも向上した。従来機に搭載されていた「おでかけウォーク」(地図上に、自分の位置と目的地が表示され、車から降りた後での移動をサポートする)は、新機種にも搭載されている。

AV機能では、ワンセグ放送の録画に新たに対応。また、音楽ファイルの再生にも可能となった(CN-SP300L-Kを除く)。また、同社のレコーダーDIGAシリーズや、録画対応テレビVIERA Rシリーズからの番組持ち出し機能にも対応している。

電源は、ACアダプター/シガーライターコード/内蔵リチウムイオン電池の3種類で、内蔵バッテリーは、約3時間でフル充電(シガーライターコード使用時)。バッテリーでの駆動時間は、7V型ディスプレイ搭載モデルでは、ナビゲーション時が約3時間、ワンセグ受信時が約3時間10分、5V型ディスプレイ搭載モデルでは、ナビゲーション時が約3時間10分、ワンセグ受信時が約3時間20分。

本体サイズは、7V型ディスプレイ搭載モデルが幅195mm×高さ108mm×奥行き29mm。5V型ディスプレイ搭載モデルが幅139mm×高さ89mm×奥行き26mm。質量は、7V型ディスプレイ搭載モデルが508g、5V型ディスプレイ搭載モデルが302gとなっている。

品番 流通ルート ディスプレイ FM-VICS 推定小売価格
CN-MP700VD-K カー用品 7V型QVGA 8万円前後
CN-MP700D-K カー用品 7V型QVGA - 7万円前後
CN-MP500VD-K カー用品 5V型QVGA - 6万5000円前後
CN-MP500D-K カー用品 5V型QVGA - 5万5000円前後
CN-SP700V-K 家電 7V型QVGA 8万円前後
CN-SP700L-K 家電 7V型QVGA - 7万円前後
CN-SP500VL-K 家電 5V型QVGA - 6万5000円前後
CN-SP500L-K 家電 5V型QVGA - 5万5000円前後
CN-SP300L-K 家電 5V型QVGA - 4万5000円前後