"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは、妻の"借金"。夫の知らない、妻の"隠れ借金"、その実態とは?
貸金業を利用している専業主婦のうち4割がその借金を夫に隠している―。同調査は、日本貸金協会が貸金業を利用している専業主婦(主夫も含む)500人を対象に昨年8月25日~9月4日にインターネットを使って実施した。「配偶者が借入について知っているかどうか」を聞いたところ、「知らない」と答えた専業主婦は38.0%に上った。
今年6月までに完全施行予定の改正貸金業法では、収入がゼロの主婦の借入には夫の同意や収入を証明する書類が必要となる。そこでこれらの書類が提出できるかどうかを聞いたところ、「提出は困難」(18.0%)、「書類提出の可否に関わらず、そもそも面倒だしそこまでするなら借金をやめる」(29.6%)を合わせ約半数に。主婦の借金は難しくなっていきそうだ。
夫の収入を証明する書類が提出困難な理由を聞いたところ、「書類提出を相談する(借金を打ち明ける)ことにより、夫婦関係が気まずくなる恐れがあるから」が52.2%で、「夫が自分の借入に反対しているから(反対しそうだから)」が21.1%。夫に借金が"バレる"のを嫌がる妻が7割を超えている。