朝日放送と大阪芸術大学による産学協同ドラマ『風に向って走れ!~芸大女子駅伝部』(ABCテレビ 5月9日スタート 毎週日曜24:25~ 全4回)の制作発表会見が11日、大阪市内で行われ、出演者の津田寛治、7名の現役女子学生キャスト、大森一樹監督らが出席した。
実在の大阪芸術大学・女子駅伝部をモチーフに、全国大会制覇を目指す部員たちの奮闘を描くスポーツ青春ドラマ。制作は、同校の映像学科長を務める大森監督を筆頭にのべ100名の学生スタッフや教授が中心となって担当。物語の核となる駅伝部員役も、オーディションで選ばれた舞台芸術学科の2回生・川本知沙さんら同校の現役女子学生7人が演じている。
撮影はすでに昨年夏からスタート。大森監督が「モーニング娘。ならぬ芸大娘たち。"芸娘。"」と呼ぶ7人の学生キャストの成長ぶりを目の当たりにしてきたという駅伝部コーチ役の津田は「撮影が始まったころとお芝居をしているときの目が全然違う。こちらの予想以上の演技に、トリハダが立つほど感激する瞬間が何度もありました」とコメント。「とにかく学生さんの成長のスピードがめまぐるしい。その姿を見られただけでも今回のギャラのもとはとれました(笑)」と彼女たちに刺激を受けたよう。
一方、学生キャストからは「撮影の合間には津田さんたちといつもワチャワチャしゃべっていたので(笑)」(滝沢愛さん)、「津田さんから『演技をするとかではなく、自分のままでいればいいんだよ』とアドバイスをもらいました」(鈴木祥子さん)などコーチと部員さながらの? 微笑ましい交流が垣間見える発言が飛び出し、津田が顔をほころばせる一幕も。また、駅伝部のエースランナー役の川本さんからは「演技も陸上競技も経験がなかったんですけど、やってるうちにハマってしまって、この春、本当に駅伝部に入部してしまいました」と驚きの告白も。学生キャストの初々しいコメントで、会場はなごやかなムードに包まれていた。
なお、放送スタート前日の5月8日にはABCテレビにて撮影の模様を追ったドキュメンタリーをオンエア。ドラマの内容を凝縮させた映画バージョンも制作予定という。