今秋放送スタートするNHKの連続テレビ小説『てっぱん』でヒロインを務める女優の瀧本美織が12日、ドラマの舞台となる広島県尾道市を訪れた。
『てっぱん』は、瀧本が演じる、尾道生まれ育ったヒロイン・あかりが、大阪に住む祖母の元でお好み焼き屋を開業し、祖母とぶつかり合いながら絆を深めていくというストーリー。あかりは、尾道の造船所の下請け鉄工所を営む父とおおらかな母、2人の兄に囲まれ天真爛漫に育つという設定だ。
初めて尾道を訪れたという瀧本は、尾道市役所を表敬訪問したほか、住吉神社や千光寺などの観光地も訪れ、「鳥取(出身地)と同じで、自然がいっぱいあり、海も山も、とても景色が素晴らしいと感じました」と感想を。また、尾道のお好み焼きも体験。「"砂ずり"(砂肝)が入っているのを初めて食べました。まず"砂ずり"という言葉にびっくりしましたが、おいしかったです。焼いて戴いたのは、いとも簡単にヒックリ返すので、みていたら出来そうかなと思うのですが、たぶんやってみると凄く難しいと思うので、練習を積みたいと思います」と話し、役柄のイメージを膨らませていた様子だった。
同ドラマは5月にクランクイン。「ドラマは初めてですが、本当に精一杯頑張りたいと思います。その頑張りを見て欲しいのと、合わせて尾道の景色も伝えていきたいと思います。ヒロインは男まさりという設定ですが、私も結構サバサバしていてやんちゃな方なので、そこはあかりに似ているかなと(笑)。撮影を終るころには、尾道が第二の故郷になっているかと思います」と撮影に向けて意気込んでいた。