ペンタックスブース最大の目玉は、いうまでもなく「645D」。最初に開発の報が流れてから実に5年という月日が経っているだけに、首を長くして、実機が触れる日を待ち焦がれていた人も多いだろう。

中判のペンタックス、5年越しの面目躍如

645Dは、44mm×33mmの4000万画素CCDセンサー(面積比で35mm判の約1.7倍)を持ち、画像の先鋭度を損なわないローパスフィルターレス設計。14bit A/D変換により最大16384階調の信号を画像処理エンジン「PRIME II」に送る。マウントは645AF2マウントで、過去のsmc PENTAX 645レンズが使用可能。また、レンズ収差補正機能も搭載している。

写真家 吉村和敏氏による巨大パネル作品。これを見れば、645Dの実力が推測できるだろう

645Dのスケルトンモデルやカットモデルも展示されている

このほか、カメラ内RAW現像やカスタムイメージ、HDR撮影、ISO200~1000などに対応。超音波によるホコリ除去と、ダストアラート、電子水準器も搭載している。

クラシカルなスタイリングが話題の「Optio I-10」をはじめ、一眼、コンパクト各製品の体験機も展示

参考出品されていた645D用の広角レンズ。「SDM」の刻印が見える

645Dの背面。背面液晶モニターは3.0型、92.1万ドット

645Dのタッチ&トライコーナー。予想を超える人気で、11日は1時間待ちも出るほどだった