コニカミノルタオプトは、ハードディスク駆動装置(HDD)用ガラス基板需要の急拡大と高密度化の加速に対応すべく、生産能力増強のため、生産ラインの増設を決定したと発表した。着工予定は2010年3月、稼働予定は同年10月。現在の月産約900万枚から、約1,600万枚に生産能力を引き上げる。
増強の背景には、新興国のデジタル化による情報量の爆発的な増加に伴い、市場の急拡大が見込まれることがあげられている。また、HDD用ガラス基板は、同アルミニウム基板に比べて、耐熱性・耐衝撃性に優れ、記憶媒体の高密度化にも適していることから、ノートパソコンをはじめさまざまなデジタル家電において、採用が急拡大している。
コニカミノルタでは、生産子会社であるマレーシアのKonica Minolta Glass Tech (M) Sdn. Bhd.(以下OGM)および、大阪のコニカミノルタガラステックで、HDD用ガラス基板を生産している。今回はOGMを中心に生産能力を増強する。