金融先物取引業協会は12日、店頭外国為替証拠金取引(FX)の2010年2月の取引高と売建玉・買建玉の月末残高の速報値を発表した。
2010年2月の速報値は、金融先物取引業協会の参加会員60社からのデータをもとにしている。これによると、2010年2月の全通貨ペアの円建て取引金額は、前月比9.7%増の183兆5,755億円だった。
また、2010年2月末の売建玉は前月末比13.5%減の5,185億円、同買建玉は同24.4%増の2兆4,314億円。円売建玉から円買建玉を差し引いたネットの円の売建額である「円キャリー額」は、同44.8%増の1兆8,792億円だった。
なお、上記速報値のデータを提供した60社による2009年度第3四半期(2009年10月~12月)の全会員(店頭外国為替証拠金取引の実績のあった会員は91社)の取引金額に対する割合は98.8%、同じく建玉に対する割合は95.3%だった。