4月9日公開の映画『シャッターアイランド』に主演したレオナルド・ディカプリオが来日し、11日、東京・六本木で来日記者会見を行った。
映画のプローモーション来日は『ディパーテッド』以来、3年振り6回目となるレオナルドは「この作品でまた日本に来れて嬉しいよ。日本はいつも楽しい場所さ」とご満悦。「1人の男が真実を追い求めていく中、スコセッシは人間像を描いている。彼には『キング・オブ・コメディ』や『タクシードライバー』などたくさんの代表作があるけど、今回はベストな1本。最後は心が打たれると思うよ」と自信を見せた。
映画界の巨匠マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオがタッグを組んだ同作は、アカデミー賞も受賞した映画『ミスティック・リバー』の原作を手がけたデニス・ルイヘンの同名小説を、スコセッシが映画化したミステリー作品。絶海の孤島を舞台に、そこで起きた失踪事件を追う連邦保安官のテディをレオナルド・ディカプリオが熱演した。全米では2月19日に公開され、3日間のオープニング成績が『タイタニック』の記録を塗り替えるなど話題を集めている。
「アメリカにとって、スコセッシ監督は、黒澤(明)さんのような人物。1000年経っても映画が残っているのなら、黒澤監督やスコセッシ監督の作品を見ると思うね」とディカプリオは故・黒澤明監督を引き合いに出してスコセッシ監督を絶賛した |
会見中、作品の舞台でもある孤島にちなみ、報道陣から「孤島で女性と2人きりになったらどうする?」という質問が出ると「ハハハ。ほかの男性がすることをボクもするよ」と笑顔を見せ、「孤島が舞台だけど、今回は主人公の心の旅。あなたには(自身が主演した)『ザ・ビーチ』の方がいいのでは(笑)?」と返していた。