損害保険ジャパンは11日、ロシア大手保険会社で世界最大手アリアンツグループ傘下のOJSC IC ROSNO(ロスノ)と業務提携契約を締結し、ロシアにおける営業拠点として、3月15日に「ジャパンデスク」を設置すると発表した。
ロシア経済は、世界的な金融不況により一時的に落ち込んだものの、IMF(国際通貨基金)の予測では、2010年の実質GDP成長率は3.6%と回復し、中長期的にも4~5%と高成長が期待されている。
ロスノは、ロシア損害保険市場における大手損害保険会社として、個人から企業までを対象に幅広く各種保険サービスを提供。損害保険ジャパンは同社と提携し、ロスノ内にジャパンデスクを設置することで、「日系企業に対する一層のサービス体制強化を図ることにした」。
ジャパンデスクでは、損保ジャパンから派遣された社員が中心となり、日系企業にロスノの損害保険商品を販売。損保ジャパンは、販売した損害保険商品の再保険をロスノから引き受ける。
「損保ジャパン・グループは、今後も営業基盤の一層の拡充を図り、世界各国におけるサービス体制を整えていく」としている。