大阪証券取引所は9日、株価指数先物・オプション取引の取引時間の延長などを行うとした制度要綱案に関し、募集していたパブリックコメントの集約結果について発表した。
大阪証券取引所の案では、株価指数先物・オプション取引について、現在午後4時30分から午後8時まで取引している「イブニング・セッション(夜間取引)」の取引時間を、午後11時30分までに延長するとしていた。
また、価格形成の円滑化の観点から、日経225先物取引(従来商品 : Large取引)の呼値の単位を、10円から5円に縮小するとともに、日経225オプション取引のプレミアム1,000円超水準における呼値の単位を、10円から5円に縮小するとしていた。
大阪証券取引所ではこれらの案について、2009年12月15日~2010年1月5日、パブリックコメントを募集。寄せられた意見を踏まえ、今回、以下のとおりとすることした。
「取引時間の延長」 - 原案どおり実施することとする。ただし、実施時期については、春ごろをめどから7月20日に変更するものとする
「呼値の単位の縮小」 - 当分の間実施を見合わせることとし、現在開発中の新デリバティブ売買システムの稼働以降、必要に応じて再度検討することとする
寄せられた意見の詳細についてはこちらを参照。