女優の宮崎あおいが10日、大阪市内のライブハウスで行われた主演映画『ソラニン』のトークイベントに出席した。

左から、高良健吾、宮崎あおい、桐谷健太

同映画は、漫画誌『週刊ヤングサンデー』に連載されていた同名漫画が原作で、バンドマンの恋人・種田(高良健吾)の死によって生きる希望を無くしたヒロインの芽衣子(宮崎あおい)が、恋人の遺した「ソラニン」という曲を自ら歌うことを決意し、新たな一歩を踏み出すという物語。

共演の高良健吾、桐谷健太とともに登場した宮崎は「1月に撮影で京都にいたので『帰ってきた』という気がします。元々好きな街ですし、今日も早速、お好み焼きとたこ焼きをおいしく食べました」と大阪の印象を語り、大阪出身の桐谷は「地元なので、ホームに帰ってきたと実感しています。車の中から『アメ村も変わったなぁ』と思って眺めていました」としみじみ。

この日は、劇中で宮崎演じる芽衣子が率いるバンドROTTI(ロッチ)によるライブシーン映像が初めて公開され、観客たちは大興奮。宮崎は「歌は苦手だったので、今回も考えて考えて、飛び込む思いでした。なのでステージに立つのが怖かったですが、幸せでよい時間を過ごせたと思います。でも、歌に関して自信はいつまでも持てないと思いますし、本業のお芝居で頑張りたいと思います」と照れ笑いを見せ、「先生についてもらい、歌は発声練習から始めて、次はキーを合わせ、ひたすらお腹から声を出して歌う練習をしました。ギターはコードが読めなかったので、指の形で覚えました。ギターはゼロからのスタートだったので、少しずつ弾けるようになり、上達が目に見えて分かったので嬉しかったです」と振り返っていた。

映画『ソラニン』は、4月3日より全国ロードショー。

(C)2010 浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会