日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、同社ソフトウェア製品の機能や使い方、操作方法を学べるプリペイドタイプチケット制教育サービス「HP Software Education Training Unit」を開始した。価格は、「1 Training Unit」(有効期限1年間)で10,500円。受講権利はUnit数でカウントされ、定期コース1日分を1名が受講する場合7Unitが必要になる。

ソフトウェアの教育や研修は、システム導入最後のフェーズで行われることが多く、予算編成の時期と実際に研修を実施する時期が年度をまたがるなど異なるケースがある。さらに、その都度承認を取得しているとビジネス要求にタイムリーに対応できない、購買申請の手続きが面倒などといった理由から、積極的に行われていないのが実情となっている。

日本HPはこうした課題に対応するため、一昨年11月にソフトウェア・ソリューションズ統括本部内にソフトウェア教育サービスを担当する部門を設置。HP Software Education Training Unitでは、教育コースの受講権利をUnitというプリペイドタイプのチケット単位で購入し、各教育コースに設定されたUnit数を支払うことで必要に応じて柔軟にトレーニングを受講できるようにした。またこれにより、予算申請、執行にかかわる手間を省き、タイムリーかつ柔軟にトレーニングを受講できるようになる。

日本HPは、HP Software Education Training Unitを第1弾としており、今後もソフトウェア教育サービス強化の取り組みとして、Web配信システムなどを用いたリアルタイム性の高いバーチャル・トレーニングの実施、教育関連の新製品の提供などを予定している。