AdMob(アドモブ)は米国時間9日、iPhone/iPod Touch/Android/WebOSユーザーに対して行ったアンケート調査の結果を公表した。調査は同社の携帯広告ネットワークを通じて行われ、ユーザーは利用中の携帯デバイス上で回答。2週間で963件の回答が集まった。
963件の内訳はiPhoneが244件、iPod Touchが356件、Androidが318件、WebOSが45件だった。アンケートの内容は、アプリのダウンロードと利用に関して、性別・年齢、利用満足度、購入意欲についての4項目。
1日あたりアプリの利用に費やす時間は、平均でiPhoneおよびAndroidユーザーは約80分、WebOSユーザーは87分だったがiPod Touchユーザーは100分で、他のデバイスに比べ利用時間が突出していた。
1ユーザーが1カ月あたりにダウンロードする有料アプリと無料アプリの合計数ではiPod Touchユーザーがいちばん多く12.1本、続いてiPhoneユーザーが8.8本、Androidユーザーが8.7本、WebOSユーザーは5.7本だった。WebOSユーザーは有料アプリのダウンロード数が最も低く、iPhoneユーザーの1/3になっている。
1カ月あたり1つ以上の有料アプリをダウンロードする人の割合はiPhoneユーザーが最も高く(2人に1人)、AndroidおよびwebOSユーザーの2倍強だった。ただ、Androidユーザーの有料アプリ利用者は月平均5本ダウンロードしており、iPod Touchユーザーと並んで高い数だった。
有料アプリに費やす金額はiPod Touchユーザーが最も高く、iPhoneおよびAndroidユーザーの利用状況は似ている。また、アプリの平均単価ではAndroidの安さが際立った。
デバイス毎の男性比率はiPhoneが57%、iPod Touchが54%、Androidが73%、WebOSが58%だった。ユーザーの年齢層はiPhone、Android、webOSは幅広い年齢層に利用されているが、iPod Touchは若い利用者が圧倒的に多く、その78%は25歳以下だった。
デバイスに対する満足度はWebOSユーザーが最も低かった。また、スマートフォン利用者はiPod Touchの購買意欲も高く、Amazon KindleよりiPadの購入に遥かに興味を示していることが分かった。