昭文社は18日、乗り鉄に必携の鉄道地図帳「レールウェイマップル(Railway mapple)」を発売する。北海道、東北、関東、関西、中国・四国、九州版の全7巻で、判形は大判時刻表に合わせたB5判。価格は各840円。

レールウェイマップル「関東版」

全7巻の表紙を並べると、カバーデザインの線路がつながる

同社はオートバイで旅する人に人気の地図帳「ツーリングマップル」シリーズを手がけており、そのノウハウを鉄道版に注ぎ込んだという。「25~30万分の1の大きい縮尺の地図を使い、起伏に富んだ日本の地形を標高別に色彩表現。自然の地形と鉄道の関係がひとめでわかる」(同社)。「スイッチバック」「デッドセクション」「車両基地」「ループ線」「列車交換」「転車台」「鉄道遺産・遺構」などの鉄道ファン向けの専門的な項目はもちろん、「車窓からの絶景」「駅弁」「立食そば」「駅スタンプ」「温泉」など、鉄道旅行の参考になる情報を網羅したとのこと。

地図ページサンプル

地図上の鉄道施設マークと凡例

駅や鉄道施設の情報も充実

特に駅情報が充実しており、日本で初めて地図上に全駅の読み仮名を記載したという。廃止路線や廃駅も記載し、代行バスなど廃線歩きに役立つ情報も備えているとのこと。また全駅に同社独自の「駅コード」を掲載し、携帯電話向け地図サービス「ケータイMAPPLE」で簡単に駅周辺のグルメ、ホテル情報などを呼び出せるという。