アイシェアは10日、厚生労働省が現在検討中の「受動喫煙防止対策」に関する意識調査結果を発表した。同調査は2月18日~23日の期間、同社が提供するメール転送サービス「CLUB BBQ」会員を対象に実施され、全国の20代~40代の男女411人から有効回答を得た。
同調査によると、現在たばこを吸うことがある人は、頻繁にある人(13.9%)とたまにある人(3.9%)を合わせた17.8%。反対に、現在たばこを吸わない人は、過去も含めて喫煙経験がない人(63.7%)と喫煙経験はあるが現在はしていないという人(18.5%)を合計すると82.2%に上った。
日常生活の中で受動喫煙をしてしまう機会があるかと尋ねたところ、「頻繁にある」(28.7%)と「たまにある」(59.4%)の合計88.1%が『ある』と回答。また、分煙されている施設を使った時にしっかり分煙されていないように感じた経験が「ある」人は77.4%に達した。
受動喫煙防止対策のため、飲食店やホテル、職場などが全面禁煙化されることについてどう思うか聞いてみると、「とても賛成」(56.4%)と「どちらかというと賛成」(20.4%)の合計76.9%が『賛成』と答えた。一方、『反対』は「とても反対」(10.5%)と「どちらかというと反対」(12.7%)を合わせて23.1%という結果に。男女別に見てみると、男性は72.7%、女性は81.7%が『賛成』と回答。また、非喫煙者では87%が『賛成』、喫煙者でも30.1%が同対策を支持しているのが目を引く。
『賛成』の理由としては、「完全な分煙は不可能なので」「子どもの受動喫煙が心配だから」といった意見が多数を占めた。それに対して『反対』の理由には、「分煙で十分」「吸いたい人には吸わせてあげられる環境を作ったほうがいい」などのコメントが多く見られた。