PSP向けグラフィック描画ツールを開発者向けに今春より提供

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、プレイステーション・ポータブル向けグラフィック描画ツール「PhyreEngine for PSP」を、今春からPSPソフトウェアタイトル開発者向けに提供を開始する。

「PhyreEngine for PSP」は、これまで「プレイステーション 3」向けに提供されていた「PhyreEngine バージョン2.50」の基本機能をベースに、PSP向けに最適化して開発したもので、SCEでは、「PhyreEngine for PSP」の提供を通じて、PSP専用タイトルの開発コストのさらなる削減と生産性向上に貢献するとしている。

「PhyreEngine for PSP」の提供に先立ち、3月9日よりアメリカ・サンフランシスコで開催されている「Game Developer's Conference」のSCEブースでは、「PhyreEngine for PSP」ならびに「PhyreEngine」の機能の一つである"game templates"を使用して制作されたデモゲーム『Tunnel Shooter』の展示が行われている。

SCE テクノロジープラットフォーム シニア・バイスプレジデントである豊禎治氏は、今回の発表において、「これまで世界中のゲームタイトル開発者の皆様からご支持をいただいているPhyreEngineを新たにPSP向けに提供できることを嬉しく思います。今後もPSPをはじめプレイステーションプラットフォームに参入していただいている多くの開発者の方々に向けて開発環境を強化してまいります」とコメントしている。