2010ミス・ユニバース・ジャパンの最終選考会が9日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、大分県出身の板井麻衣子さん(25)が日本代表に選出された。

2010ミス・ユニバースの日本代表に選出された板井麻衣子さん

最終選考会に臨んだファイナリスト11名の中から、日本代表として選出された板井さんは「前日まで自分の自信を表現できていなかったので、信じられないです。ありがとうございます! 皆さんの思いを世界にぶつけていきたい」と喜びを語った。

大分県臼杵市出身で上智大学外国語学部ポルトガル語学科を卒業後、地元に帰り大分市役所に就職。教育総務課に勤務しながら「世界に向けて自分が役立てることはないか」という思いがこみ上げたという。そんな中、2006年に大学の先輩である知花くららが日本代表に選出され、「こんなに輝ける人がいるんだ」と関心を抱き、同コンテストに応募した。全国オーディション、ファイナリスト選考会等を経て、この日に行われた最終選考会で水着・パフォーマンス・スピーチ審査を勝ち抜き、見事代表の座を射止めた。

「自分が生まれた街に感謝したい」という板井さん。現在も臼杵市に在住しており、勝因も「地元の方からたくさんのメッセージをいただきました」と大分県民のパワーを感じ、「おかげで、ステージに堂々と立っていられたと思います」と感謝の気持ちを語った。将来については、「レポートには興味があります。若い世代の方々と一緒になって世界を支援する組織をオーガナイズできれば」と目を輝かせた。

自分の名前を呼ばれた瞬間に顔に手をあて、感激する板井さん

ミス・ユニバースは、世界三大ミスコンテストの一つで、1952年に始まった最も歴史あるコンテスト。日本代表は、これまでに知花くらら(2006年)が世界大会で2位、森理世(2007年)が世界大会で優勝している。板井さんは今夏に行われる世界大会に出場する。