NTTドコモは9日、「docomo ID」が他社サイトでも利用可能になったと発表した。これにより、サイトごとに設定が必要だったIDとパスワードをdocomo IDのものに統一できるので、利便性の向上が期待できる。
docomo IDとは、同社が提供するパソコン向け各種サービスと、「docomo IDでログイン」「docomo IDでケータイ送信」に対応したサイトを利用する際に契約者本人を確認するために必要なものである。
今回の対応により、ユーザーはサイトごとに新たにIDを発行しなくても、docomo IDとパスワードでサイトにログインすることが可能になった。パソコンかケータイ(iモード)のどちらかで会員登録すれば、ケータイ版サイト、パソコン版サイトのどちらでも利用できるようになる。
docomo IDでケータイ送信機能を利用すれば、パソコンからiモードアドレスへケータイ用URLを簡単に送信できるので、パソコンでチェックしたサイトをケータイからアクセスしたいときに活用できる。なお、docomo IDでログイン時に通知メールをiモードアドレスへ送信することも可能で、過去90日間の利用履歴を確認することもできる。