レノボ・ジャパンは9日、同社で初となる液晶一体型のコンシューマ向けデスクトップPC「IdeaCentre A600」を発表した。21.5型のHD液晶を採用し、Core 2 DuoやWindows 7を搭載している。発売は3月13日より順次開始する。価格はオープン。
本体と液晶ディスプレイのほか、カメラ、スピーカー、マイクなどの周辺機器をひとつにまとめることで省スペースを実現した一体型のデスクトップPC。奥行き27mmのスリム設計にくわえ、リモコンやキーボード、マウスなどBluetooth内蔵によるワイヤレス仕様となっているため、設置場所の自由度が高い。Dolby Home Theater技術のサウンドシステムの内蔵も特徴だ。
ラインナップは「30115CJ」と「30115FJ」の2モデル。前者は3月13日に販売開始、後者は4月中旬に販売開始する。
30115CJの主な仕様は、ディスプレイが21.5型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶、CPUがCore 2 Duo P8700(2.53GHz)、チップセットがIntel GM45 Express(グラフィックス内蔵)、メモリがDDR3 SO-DIMM 4GB(2GB×2)、HDDが320GB SATA 7,200rpm、光学ドライブがDVDスーパーマルチ。インタフェースは、Broadcom BCM4312-802.11b/g 無線LAN、GigabitEthernet、USB 2.0×6、IEEE1394、130万画素Webカメラ、6in1カードリーダなど。
30115FJは上位機種にあたり、30115CJからの変更点は、HDDが500GB SATA 7,200rpmへ、グラフィックス機能が独立GPUのATI Radeon HD 4350 512MBへ、無線LANがIntel Wireless WiFi Link 5100AGNへとスペックアップ。さらに、Bluetooth v2.1+EDRとBluetooth内蔵4in1リモコンが追加される。ただし、Webカメラは30万画素となる。
ほか両モデル共通で、OSはWindows 7 Home Premium (64bit)、オフィスソフトはMicrosoft Office Personal 2007をプリインストール。本体サイズ/重量は、W520×D27~60×H463mm/約12kg。本体カラーはブラック。