三洋電機は8日、充電池「eneloop」の新ラインナップとして「eneloop lite」を発表した。発売は6月22日を予定しており、価格は、単三形2本入りパック「HR-3UQ-2BP」が780円で、単四形2本パック「HR-4UQ-2BP」が640円。
充電ずみで販売され、通常の乾電池と同じ感覚で使用できるうえ、自然放電が少ないため、長期保存が可能なeneloopは、充電池のスタンダードとなっているが、通常のアルカリ電池などに比べて、初期コストが高いというのが一つのネック。eneloop liteは、その初期コストを抑えたことで導入のしやすさを向上させた製品。また、従来は充電池を使用していなかった、消費電力がそれほど多くない、リモコンや時計といった機器で使っても、コスト面でプラスになるという。
電池容量は、標準タイプのeneloopよりも少なく、単三形で950mAh、単四形で550mAh(標準モデルは単三形で1900mAh、単四形で750mAh)。その代わりに、繰り返し充電回数は2,000回と、標準タイプの1,500回よりも伸ばされている。さらに、電池容量が少なくなったことにより、フル充電までの時間も、標準タイプの約1/2と短くなっている(単三形の場合)。