経済産業省は5日、先月末に終了した平成21年度使用済み携帯電話回収促進事業「たんすケータイあつめタイ\(^o^)/」の集計結果を公表した。本回収事業は昨年11月21日から今年2月28日まで、全国規模で行われた。
本事業での使用済み携帯電話の回収台数は、全国で567,056台(速報値)だった。地域別の回収台数比と人口比を対比したところ、近畿の2府5県(三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)は他地域に比べて相対的に回収台数の比率が高くなっていたという。
なお、回収された携帯電話に含まれる有用金属の量(推計値)は、金22kg、銀79kg、銅5,670kg、パラジウム2kgだった。また、前年同時期に使用済み携帯電話を回収し、その台数を集計していた量販店(2社)について比較したところ、前年同時期を大きく上回る回収成果が得られた。
本事業における「応募券の配布を伴う使用済み携帯電話の回収」は2月末をもって終了したが、本事業に参加した回収実施店舗のうち多くの店舗において、3月以降も自主的に使用済み携帯電話の回収が行われているという。本事業の実施結果の詳細については、後日改めて公表するとしている。