多くのプロフェッショナル・クオリティーのアウトボードなどを開発しているSPL Electronicsは、同社独自のTransient Designer技術を採用した最新のドラムリプレイサーツール「DrumXchanger」ベータ版を発表した。価格は299ユーロ(税抜き)。

「DrumXchanger」では、Transient Designer技術を用いて正確なドラムサウンドのリプレイスを可能にする。なお、DrumXchangerベータ版は 2010年3月24日から27日にフランクフルトで開催される「Musikmesse 2010」にて公開予定だ

本製品には、音源素材とサンプル音の信号処理を行う基本的な機能に加えて、レベルごとに独立したダイナミクス処理を可能とする同社独自のTransient Designer2基を搭載。ゴーストノートを含めたドラム演奏を正確に認識し、ダイナミックレベルに一切依存することなく、任意のサンプルサウンドへの差し替えを忠実に行える。SPLのプリアンプおよびプロセッサのみを使用して制作された24-bit/96kHzのサンプルライブラリ(ドラムキット3種)が付属するほか、ユーザーによるオリジナルサンプルもWAV形式で読み込むことが可能。さらに、MIDI入出力対応のマルチサンプルの作成およびインポート用ツールの開発も予定されている。対応OSはWindows/Mac OS X、RTAS/VST/AU各種フォーマットをサポート。