2日に放送スタートした韓国ドラマ『華麗なる遺産』(フジ系)で主演を務めるハン・ヒョジュとイ・スンギが5日、東京・台場の同局で行われた記者会見にそろって出席した。
同作は昨年、韓国で『エデンの東』や『花より男子』を抑え、最高視聴率47.1%(最終回)を記録した人気ドラマ。さまざまな悲劇に見舞われるヒロイン・ウンソン(ヒョジュ)が、高慢な御曹司・ファン(スンギ)に出会い、遺産を巡って翻弄されながらも、家族の愛や本当に大切なものを信じて前向きに生きる姿や恋模様を描く。
『春のワルツ』(2006年)のヒロイン・ウニョン役で脚光を浴びたヒョジュと、現在、韓国で11本のCMに出演する若手注目株のスンギの共演は、2005年のシチュエーションコメディー『ノンストップ5』以来二度目だが、2人そろっての来日は今回が初めて。ヒョジュは、スンギの印象について「初めてお会いしたのは『ノンストップ~』で共演した19歳のとき。"学生さん"というイメージで、善良そうな顔をしたスンギさんがタフなファン役を演じられるのか心配でしたが、見事に演じ切って驚きました。共演できて良い友達になれた気がします」と成長ぶりを賞賛。すると、スンギも「ヒョジュさんは、ウンソンと同じようにとても明るく良い人で、僕もこのドラマを通じて良い友達ができたと思います。撮影を終えた今も連絡を取り合っている女優さんはヒョジュさんだけ!」と、息ぴったりで返していた。
出演を決めた心境を「初めて台本を読んだとき、セリフの一言一言が胸に響きました。人間の喜怒哀楽を表現できるウンソンを、是非演じたいと思った」と振り返るヒョジュ |
初主演のスンギは「放送は始まったばかりなので、多くの方に見ていただきたい」とアピール。「機会があれば、日本での活動もがんばっていきたい」と今後の抱負も |
一方、韓国で一大ブームを巻き起こした同作の影響で、街にウンソンのファッションを真似るファンが続出した現象について、ヒョジュは「スキニージーンズにルーズなTシャツを合わせるウンソンのスタイルが流行って、ウンソンに似た格好をした人がたくさんいたのは不思議な感じでしたが、嬉しかったですね」と、予想以上の反響に驚いたという。また、好きなシーンは最終回の“エンディング”だと語り、「ドラマとしては終わりですが、ここからまた幸せな道が開いていくような余韻を残した終わり方。最後まで楽しみに見て欲しい」とアピール。日本のファンに向けて「見終わった後に、生きることへの希望や幸せを感じてもらえたら」とメッセージを伝えていた。
ドラマ『華麗なる遺産』は、フジテレビ系にて(毎週月曜~金曜 14:07~)放送中。