ひまわり証券は5日、国内商品先物取引の取り扱いを、2010年3月19日から開始すると発表した。これに先立ち、3月8日から、同社ホームページから口座開設の申込みが可能となる。取引の形態はインターネット取引のみとなっている。

近年、国際的な資源価格の高騰や金融危機などの影響によって、個人投資家の商品投資に対する関心やニーズが高まっている。ひまわり証券では、証券取引やCFD取引のサービスを通じ、国内外の商品関連ETFをすでに取り扱ってきたが、今回、「顧客層の中心であるアクティブな投資家がより機動的に取引できるよう」(ひまわり証券)、商品先物取引の提供を開始することにした。

国内の商品先物取引は、公的取引所での取引のため価格の透明性が高く、また、日本円や日本語をベースにした環境での取引が可能というメリットがある。

3月19日のサービス開始時点では、貴金属や石油商品が上場されている東京工業品取引所(TOCOM)の上場商品のみの取り扱いだが、「顧客のニーズや環境の変化に対応しながら、商品分野における事業の拡大を図っていく」(ひまわり証券)としている。