岩瀬氏

ライフネット生命保険(以下、ライフネット生命)は4日、同社代表取締役副社長の岩瀬大輔氏がダボス会議で知られる世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出されたと発表した。

ヤング・グローバル・リーダーズは、政界・実業界・学界等において顕著な成果を上げ、多大な社会貢献をしている40歳以下の人物が選出されるもので、毎年世界各地から約200名が選ばれている。

今回発表された「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」には、イアン・ソープ氏(Ian Thorpes Fountain for Youth代表)、スティーブ・チェン氏(YouTube共同創業者)、エヴァン・ウィリアムス氏(Twitter共同創業者)などが名を連ね、日本からは岩瀬氏を含む5名が選出された。

岩瀬氏は、大学在学中に司法試験合格。ボストン・コンサルティング・グループ、リップルウッド・ジャパンを経て、ハーバード経営大学院に留学し日本人では4人目となる上位5%の優秀な成績(べイカー・スカラー)を収めた。卒業後、出口治明氏(現、ライフネット生命保険 代表取締役社長)に出会い、準備会社の設立に参画。 2009年より現職。

岩瀬氏が著した新書『生命保険のカラクリ』(文藝春秋)は現在、インターネット上にて全文無料公開されており(2010年4月15日まで)、ダウンロード数が2万近くに上るなど、話題となっている。同氏は「このたびは栄誉あるヤング・グローバル・リーダーズの一員に選出され、大変光栄に思っています。ライフネット生命が世界に輝く保険会社となれるよう、同社の経営にあたって、これからもグローバル市民としての視座を持ち、研鑽を積んでいきたいと考えております」と受賞の喜びを語った。